詐欺じゃないけど要注意!Microsoft契約通知メールが届いたらMSA更新(2025/9/30)・MCA通知が増加中:このメールは本物?安全確認の手順詐欺じゃないけど要注意!Microsoft契約通知メールが届いたら

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メールボックスに「Microsoft」を名乗るメールが届いたとき、まず疑うのは「フィッシング詐欺」でしょう。実際、Microsoftを騙った偽メールはとても多く出回っています。
しかし、中には 本当にMicrosoftから送られている正規の通知 もあります。今回は「正規だけど誤解しやすい通知メール」の例を紹介し、どう確認すれば安心できるのかを解説します。


今回の例:「Microsoft顧客契約を承諾しました」

ある日、こんな件名のメールが届きました。

件名: お客様の組織が Microsoft 顧客契約を承諾しました

一見すると「勝手に契約された!?」「アカウントを乗っ取られた!?」と焦る内容です。
しかし、実際にヘッダ情報やリンク先を確認すると、このメールは Microsoft公式の通知 でした。


正規メールかどうかを見分けるポイント

チェック項目正規メールの例偽装メールの例
送信元ドメインmicrosoft.com から送信、SPF/DKIM/DMARC pass無関係なドメインから送信
受信経路outbound.protection.outlook.com 経由不明な海外サーバー経由
本文リンクaka.ms / microsoft.com不審な外部ドメイン

なぜこの通知が届くのか?

Microsoft 365 や Azure を利用していると、Microsoft顧客契約(MCA) への同意が必要になります。
組織内の管理者が承諾すると、その旨を組織宛に通知する仕組みです。

つまり、フィッシングではなく「正規の契約通知」 ですが、組織内で誰が操作したのかを確認する必要があります。


届いたときの対応方法

  1. 本文リンクを踏まずに、公式ポータルに直接ログイン
  2. 「課金情報」や「契約」を確認し、誰が承諾したのかチェック
  3. 心当たりがなければ、他の管理者に確認

まとめ

  • Microsoftを名乗る通知メールには 偽物と本物が混在 している
  • 今回の「顧客契約承諾通知」は 正規のMicrosoftメール だが、確認は必須
  • 怪しいときは ヘッダ情報とリンク先ドメイン をチェックする習慣をつけよう

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より詳しい「詐欺メールの削減と見分け方」はこちらで解説しています:
👉 詐欺メールの削減と確認ポイント:自分宛のメールを守るためにできる簡単な判断方法

2025年9月~10月に検索が増えた理由

Microsoftは2025年9月30日に利用規約(MSA)を更新し、同時期に顧客契約(MCA)の受諾確認メールを送信しました。このため「本物なのか」「詐欺メールでは?」と疑う人が増え、検索需要が一時的に急増しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 「顧客契約を承諾しました」メールは偽装の可能性は?
A. 件名や差出人が正しくても偽装される可能性があります。リンク先URLを必ず確認し、microsoft.comドメイン以外ならクリックしないでください。

Q. 本物の送信元ドメインは?
A. Microsoft公式は「@microsoft.com」または「@accountprotection.microsoft.com」を使用します。それ以外は要注意です。